今日はヴァイオリン日和 <大学受験編>

高校生の娘と母の日々の想いを綴っています。
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バフンウニの発生実験

卒業式までの登校日数も少なくなってきました・・・。
授業では、主要科目は受験前に中学課程の内容を終えているので、教科書から一歩進んだところで楽しく 遊んで 学んでいるみたいです。

「理科2」では、バフンウニの発生実験をやっています。
先日は、各自が顕微鏡下で受精させて、実際に、受精膜ができる瞬間を直接観察したようです。帰宅後、「精子が侵入したところから、盛り上がるように受精膜が形成されていくんだよ!すごかった!!」と興奮気味に話してくれました。本や映像ではなく、「今」、「その場で」、「実際に」生じた現象に、みんな感激!!

残念ながら、その先の卵割過程は数時間単位進むため、授業中に直接観察することはできなかったので、次の授業で先生が録画されたものを見せてもらったそうです(早送りで・・・)。そして、前回受精させたシャーレの中では無事に孵化したプリズム幼生が泳いでいました。そこで再び、感激!!
すると、観察終了後、子どもたちの行動に変化が・・・。観察に使用したスライドグラスやシャーレ。受精実験の時には、みんな普通に水道水で洗っていたらしいのですが、「水道水で流したら、幼生死んでしまうから、海水でスライドグラスやシャーレを濯いで、その海水も一緒にビーカーに戻そう」ということを提案した子がいて、はいつのまにかみんなが海水で濯ぐようになったようです。結果として、一時飼育用のビーカーはどんどん大きくなっていったそうです。
もちろん、必ずしもすてが順調にプリズム幼生まで成長できたわけではなく、顕微鏡で見ると、原腸胚で止まってしまったものもあったようです。「自然界での受精でも、必ずしもみんな幼生になれるわけではないんだよね」という現実も学んでいました。

今、やっとプルテウス幼生に育ちはじめたそうです。水温が低いためか、育つのに時間がかかっているようで、心配しています。飼育漕の中で飼育できる期間は限られます(時間がかかると、プルテウス幼生になる前死んでしまうことが増えるらしい・・・)。実際には、プルテウス幼生からさらに成長し、ウニへと変態するのですが、その過程を飼育するのは難しいので、いずれ海に返すことになるのだそうです。


それにしても、「胞胚」、「陥入」とか、「原腸胚」という言葉が、自然と郁の口から語られるのを聞きながら、やはり実際に「観察する(観ること)ことの力」を感じた母なのでした。もちろん、いきなり実験・観察したのではなく、その前にしっかりいろいろな生物の発生過程をグループ学習で調べていたので、以前からそれたの言葉は聞いていたのですが、やはり実際に見た後は違うなあと・・・(具体的に表現するのは難しいけど)。

このバフンウニの発生実験は、高校の「生物」にも取り上げられている内容のようです。ちょっとだけ先に経験させてもらって、ちょっちぴりお得な(?)郁たちでした
ところで、郁は高校で「生物」を選択するのかなあ?

追記:そんなのんきな話ではなく、期末試験の範囲でしたぁ~





rainn20151001


郁の話を聞きながら、ふと、「生命」について考えました。
どこから「生命」があるというのか・・・、それは永遠の命題かもしれません。
郁たちの行動から考えると、
「受精の瞬間を見て感激したけれど、その段階ではまだそれほど「生命」を実感していなかった。しかし、実際に泳ぎ始めた幼生を見たときには、そこに「生命」を感じとった・・・」
ようにみえました。

実は、先生が郁たちに最初に提示された実験は、「発生」実験ではなく、「割球分割」実験でした。
既に事前に行ったグループ学習で通常の発生過程をしっかり理解していたので、先生としては次の課題での実験をしようと提案されたのでしょう。しかし、生徒たちの中から反対意見がでて、発生実験になりました。分割された胚を育てると、「正常に成長しない子ができる可能性がある」、「自分たちの手で、奇形を創る可能性がある」ということに生徒たちは敏感に反応しました。

もちろん生物学の研究としては欠かすことのできない「割球分割実験」。実際に、そうやって生物のからだのしくみは解明されてきました。そして、それが人の病気の治療へと発展しているのです。科学的に解明されるべき事象です。郁たちの中にも、純粋に科学的な興味から「割球分割実験」をやりたいと思った子もいたかもしれません。しかし、それを、許容できない子どもたちも多かった・・・のも、事実。まだまだ学習途上の子どもたちです。これから学んでいく過程でみんな考えていくのでしょう。
そして、それぞれの進路が決まっていきます。



最後まで読んでいただいてありがとうございました

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【 2016/02/20 】 中学3年生 | TB(-) | CM(0)
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