今日はヴァイオリン日和 <大学受験編>

高校生の娘と母の日々の想いを綴っています。
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思い立ったが吉日?!;京都編

久々の更新となりました。
先週後半は出張で、母は金曜日の夜帰宅。そして、翌日は郁の部活がお休みで久々にゆっくりした朝になりました。

その朝食時に、現在、京都国立博物館(京博)で開催されている「国宝 鳥獣戯画と高山寺」展このことが話題に・・・。
美術の授業で「鳥獣戯画」を学んでいた郁とは、以前から行きたいねと話していましたが、「ちょっと、行ってこようか」というには距離があり、そのままになっていました。会期は11月24日までで、その間、部活の休日もわずか・・・。そんな中、日程を検討していたら、家族そろっていけるのは「今日(土曜日)しかない」ということが判明。さあ、どうする・・・と考える間もなく、早々に支度をして飛び出した郁一家でした。
本当に思いつきで・・・、朝食の後片付けもせず・・・
なぜなら、もう会期も半分を過ぎているので、絶対に人は多い、入館するのに並んでいるはず・・・。遅くなると入館制限で今日中に入館できなくなる可能性もあるのではと思い、とにかく駆け出しました(実は、待ち時間等の状況はフェイスブックで適宜確認できたのです)。

そんな無計画な郁一家が京博に到着したのは、お昼過ぎ。案の定、長蛇の列ができていました。まず、「国宝 鳥獣戯画と高山寺」展の行われている明治古都館(本館)に入るまでが90分待ち、入館してから「鳥獣戯画」まで50分待ちという表示があり、「ここが最後尾」というプラカードを持った係員の方が誘導されていました。入館は、退館者の状況を見て、10~15人ずつで案内され、それにより、館内にいる観覧者の人数がある程度調整されていて、館内で混雑して押し合いへし合いという状況は回避されていました。

高山寺と明恵上人の展示を見てから、いよいよ「鳥獣人物戯画」の展示へ・・・。ここでもやはり行列がありましたが、実質は入館してから50分もかからなかったような気がします。
まず目に飛び込んできたのは、「鳥獣人物戯画」の甲巻。「うさぎと蛙の相撲」等で有名な「みんなが知っている鳥獣戯画」でした。本当に擬人化されている動物たちの動きにまったく違和感がなく、あらためて巻物として見ると、そこにストーリーがあることがよくわかりました(巻物としてつなぐときに一部その順序を間違えたのではないかという指摘も、納得できてしまう・・・)。
その先の甲巻、乙巻、丙巻は、それぞれ全く別物でした。乙巻は、さながら「動物図鑑」。象や獅子、麒麟や犀など実在の動物と架空の動物が一緒に精密に描かれていました。丙巻、丁巻は鎌倉時代の作品で、どちらかというと、鳥獣よりも人物が多く、丁巻になると完全に人物戯画で、線もとてもラフなものになっていました。郁も、美術の授業では甲巻のみを素材にした授業だったため、このことは知らなかったようで、びっくりでした。
なぜ素材も画風も違う4つの巻物が、まとめて「鳥獣人物戯画」と呼ばれ、高山寺に伝わっているのか・・・、その由来は定かではないようでしたが、共通点は、「墨線のみで描かれた白描画の絵巻で、遊び心にあふれた戯画」ということなのでしょう。
とても描かれてから800年も経っているとは思えないほど、このたびの修復できれいになっていました。修復は基本的には人の手で行われます。こういう人の技術に守られて、これからもこういう作品たちは後世に伝わっていくのですね。

9月に開館した平成知新館(こちらは、並ぶことなく入れます)では、金剛寺(大阪)の本尊である大日如来坐像と脇侍の不動明王坐像が展示されていました。普段は本堂の奥にいらっしゃる巨大なご本尊様が、手の届きそうな位置におられて圧巻でした。
上に上がると、教科書で見た「秀吉像」が・・・。国宝や重文のオンパレードで、さすが京博だなあ・・・と感じました。

今回は、約2時間半の京都国立博物館の旅でした。
残念だったのは、正門を通らなかったこと。下調べができていなかったため、何の疑問もなく南門から入り、そして出ました。明治28年10月竣工され、昭和44年に旧帝国京都博物館 本館とともに重要文化財に指定された正門は、入館はできませんが退館はできるようです。また、明治古都館(旧帝国京都博物館)も、正面にテント等(並んでいる人たちのため)が張られ、その全貌を正面から見ることはできませんでした。
次回は、ゆっくりと、「京都国立博物館」そのものを楽しみたいと思います。



京博2014
明治古都館(旧帝国京都博物館)明治28年10月竣工、30年5月開館

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とにかく、バタバタでの今回の京都小旅行でした。
最後は、「宝泉堂」でぜんざいを頂いて京都を後にしました。
そして、帰宅後、暗い家で待っていたのは不満そうな長にゃんと次女にゃん、そして、洗われていないお皿たちでした。主婦はつらいよ


    うさぎ2014かえる2014
読んでいただいてありがとうございました
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【 2014/11/12 】 中学2年生 | TB(-) | CM(6)
すごいすごい!フットワークの軽さに脱帽です。
でも行けるときに行くっていいですね。
無事に見れて良かったです。

計画を綿密に立てた旅行もいいですが・・・
こんな旅行も素敵ですね。
私も京都行ってみたいなぁ・・・・。
せめて近郊の紅葉を見に行くぐらいですけどね。
今月の週末はすべて埋まっていて、休みの日は病院で・・・
でも郁の母さんに刺激されて旅行に行きたいなぁと
思いました♪

それにしても・・・・家に帰ったら洗い物。
つらいですね~~お疲れ様でした。
【 2014/11/12 】 編集
素晴らしい行動力で、さすが、郁の母さん家族!!と感じました。
郁ちゃんも興味を持っていたところに、本物に触れるチャンスですもんね。郁ちゃんにとって、本の中の写真より何倍も印象に残る経験となったことでしょうね。羨ましい経験です!
そして、、、日々のお仕事、主婦業、母業お疲れ様です(^-^*)
【 2014/11/12 】 編集
娘も鳥獣戯画、好きなんですが。甲・乙・丙・丁ってあるんですね。私も知らなかった(汗)

でも、興味がある!となって、本物を見に走っちゃうのって、いいですネ♪やっぱり、本物の持つ力って、強いので。郁ちゃん、いい経験になりましたネ♪

ウチも、もうちょっと、フットワーク軽くしてみたいな~。
【 2014/11/13 】 編集
Re: でんでんさま♪
でんでん さま♪♪

コメントありがとうございました<(_ _)>
わが家でも、こんな風にして出かけたのは初めてです。
ちょうど出張帰りに「京都」を通ったときに、「意外に近いかも♪」と感じたのが、きっかけになったような気がします。でも、実際には、「京都」滞在時間より、往復の道中の時間の方が長かったんですけど・・・^^;。
でんでんさんのところは、みなさんそれぞれの大会や行事があって、事前に計画しておかないと、日程を合わせるのは大変そうですね。近いところでも、みんなでお出かけできるといいですね。
【 2014/11/14 】 編集
Re: タイトルなし
にゃごまま さま ♪♪

コメント、ありがとうございます<(_ _)>
できるだけ「本物」を見たいと思うのですが、田舎に住んでいると、近いところにはなかなか大物は来なくて・・・。これまでは、「行ってみたいね。」で終わっていることが多かったのですが、なぜか今回の「鳥獣戯画」は、実際に行っちゃいました。前のコメントにも書いたのですが、なんだか「京都」が意外に(時間的に)近く感じてしまったことが大きな要因だったのだと思います(実際には、遠かったです・・・)。
それに、テレビ等での特集も多かったことから・・・、「宣伝効果」も大きかったのかもしれません。
「本物」は、意外に小さく、「これだけなんだあ・・・」って感じもありましたが、それも「本物」ならでこその感想なのでしょうね。
【 2014/11/14 】 編集
Re: タイトルなし
なんちゃって さま ♪♪

コメント、ありがとうございます<(_ _)>
娘ちゃんもお好きなんですね。本当に愛嬌があるウサギやカエル、サルたちは有名ですよね。
でも、そうなんです。あれは「鳥獣戯画(正式には「鳥獣人物戯画」)のほんの一部(甲巻)だったんです。本当に親子してびっくりしました!!
「みんなが知っている鳥獣戯画」だけが「鳥獣戯画」だと思っていたので、もっと長いものだと思っていましたが、意外に短かったです。国宝には失礼ですが、「たったこれだけなんだぁ・・・」って印象もありました。
でも、平安時代のものが、こんなにきれいに残っていること、本来は大きさの違う動物たちが、同じ大きさで擬人化され、立って動いていても、何の違和感も感じない技法は身近で見ると、やはりすごいなあ・・・と思いました。

わが家も、そんなにフットワークが軽いほうではないので、こんな旅は初体験でした。
「せっかく京都まで行って・・・」と残念な気持ちもありますが、欲張らないことが一番かなあ・・・。

【 2014/11/14 】 編集
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